船井デジタル道場
GoogleMap連携ユーザーの方必見!CSVインポート時に緯度と経度も一緒にインポートする方法

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皆様こんにちは!あこまるです!
船井総合研究所で、kintone伴走支援・グロースクラウドサービスのカスタマーサクセスを行っています。kintoneユーザーの皆様の「kintone発想力」を伸ばしてもらえるようなkintoneの便利機能やプラグインの設定方法・事例をこちらのサイトで発信しています!
他の記事もぜひ目を通していただけると嬉しいです^^

今回は、GoogleMap連携をしている方に是非見ていただきたい記事となっております!
それでは早速見ていきましょう♪
TIS様より「住所/緯度経度変換プラグイン」というプラグインが提供されていることをご存じでしょうか?
住所/緯度経度変換プラグインのサイト:https://www.tis2010.jp/geocoding/
こちらのプラグインは、その名の通り「住所から緯度と経度を割り出す」というプラグインです。

住所から緯度と経度を割り出して、何に活用するのだろう?
そう思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
実は、緯度と経度を利用することで、このようにGoogleMap上に該当の住所にピンを立てるということが出来るのです!

営業先やご訪問先の住所があれば、kintone上でこのような表示がされます。
とても分かりやすいですよね!
ただ、このプラグインを利用するためには、先述の通りに緯度・経度のデータが必須です。
このプラグインを使うことで、kintoneに入力された住所から緯度・経度を割りだすことは出来るのですが、このプラグインを利用する前に登録された住所や、ExcelやCSVで住所をインポートした場合の緯度・経度の割り出しは出来ません。

なるほど・・・。そしたら、緯度・経度のデータがある状態でExcelやCSVを準備する必要があるのですね。

そうなんです。
この記事では、一括更新の際に使える、住所から緯度と経度を割り出すための関数をご紹介します!
『WEBSERVICE関数』とは
Excelの『WEBSERVICE関数』を利用することで、住所から緯度・経度を割り出すことが可能になります。
ここからは実際の手順をご紹介します!
住所から緯度・経度を割り出す方法
①住所の情報を持ったExcelファイルを準備します

今回はA列を住所とし、住所を入力しました。
②利用するセル(列)を準備します
今回は、住所の他に4つのセル(列)を準備します。
下記のB列・C列・D列・E列を利用します。それぞれに、URL・XML・緯度・経度と記載しましょう。

③B列「URL」に指定のURLを入力します
B列には、下記のURLを入力します。(B2のセルに入力をします)
= "http://geocode.csis.u-tokyo.ac.jp/cgi-bin/simple_geocode.cgi?charset=UTF8&addr=" & ENCODEURL(A2)
赤いハイライトがついている個所には、住所が記載されているセルを指定します。

今回はA2のセルに住所が記入されているので、A2を指定しました。
④C列「XML」に指定の関数を入力します
C列には、下記の関数を入力します。(C2のセルに入力をします)
= WEBSERVICE(B2)
青いハイライトがついている個所には、上記の「URL」で指定したセルを指定します。
今回はB2のセルにURLが記入されているので、B2を指定しました。

⑤D列「緯度」・E列「経度」の関数を入力します
D列には、下記の関数を入力します。(D2のセルに入力をします)
=FILTERXML(C2,"//latitude")
E列には、下記の関数を入力します。(E2のセルに入力をします)
=FILTERXML(C2,"//longitude")
緑のハイライトがついている個所には、上記の「XML」で指定したセルを指定します。
今回はC2のセルにXMLが記入されているので、C2を指定しました。

ここまで出来たら完成です!
D列に「緯度」、E列に「経度」が入ったことが確認できましたね!
住所が100行・1000行と続く場合でも、この関数を使えばすぐに緯度・経度が割り出せます。
kintoneにインポートする前は、必ず関数を落とす(数値にする)必要があるので、
住所に対して緯度・経度の割り出しが確認出来たら、コピー⇒値として貼り付けを行ってから、Excel・CSVとして保存をしましょう。

最後に
いかがでしたでしょうか?
今回は、Excelで使える関数をご紹介いたしました。
ご興味のある方はぜひぜひご利用くださいませ。
船井総研ではニッチだけどあると絶対便利になるプラグイン、JavaScriptをFuntone(ファントーン)として提供しています。
kintoneの標準機能だけでもできることはたくさんありますが、今回のようなプラグインを利用することでもっと使いやすく、活用の幅を広げることができます!
1人では設定が難しいかも…と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
kintone伴走支援・グロースクラウドをご契約の企業様は、オンラインサポート(サポートチャット/サポートメール/WEBミーティング)にてご相談も受けておりますので、ぜひご活用ください!

船井総研はサイボウズ®のオフィシャルパートナーです!
船井総研では、コンサルティング会社として中小・中堅企業様をご支援する中で、kintoneを利用した業務改善も多数行っています。
様々な業種でkintoneを用いた業務改善を行った実績があり、そのノウハウを活かして「kintone伴走支援」サービスを提供しております。
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