船井デジタル道場

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コピペ作業よ、さようなら!テーブルデータ1行を1レコードに自動転記する『テーブルデータコピープラグイン』のご紹介

公開日:2025年06月16日
にんのすけ

皆様こんにちは!にんのすけです!

船井総合研究所で、kintone伴走支援・グロースクラウドサービスのカスタマーサクセスを行っています。kintoneユーザー皆様の「kintone発想力」を伸ばしてもらえるようなkintoneの便利機能やプラグインの設定方法・事例をこちらのサイトで発信しています!
他の記事もぜひ目を通していただけると嬉しいです^^

にんのすけ

今回はテーブル内フィールドをレコードに変換し、別アプリへコピーするプラグイン『テーブルデータコピープラグイン』をご紹介します。

その名の通り、テーブル内フィールドの1行分を1レコードとして別アプリに登録できるプラグインです。

テキストだけだとイメージが分かりにくいと思うので、早速詳細を見ていきましょう♪

kintoneでは欠かせないテーブル。入力の際に必要に応じて行を増やせるので、複数の入力内容を一覧で管理するのに便利ですよね。

ただ、このテーブル・・・テーブル内フィールドの値で絞り込んだ結果をCSVで出力ができなかったり、複雑な集計を行いたい場合にうまく条件がかけられなかったり、という悩みが出てきます。

そんなときは、テーブル内フィールドの1行分のデータを1レコードにしてしまえばいいのですが、情報の「転記」作業は意外と手間がかかるもの。

「1件だけならまだしも、これが毎日10件、20件と続くと…」「急いでいる時に限って、コピーする行を間違えたり、漏れがあったり…」なんて、ヒヤッとした経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回ご紹介する『テーブルデータコピープラグイン』では、1クリックでテーブル内フィールドの1行分を1レコードとして別アプリに登録・更新できるので、csvの出力や集計だって簡単にできちゃいます!

これまで皆様がマウスをカチカチ、キーボードをカタカタしながら行っていた転記作業を、このプラグインが全自動で作業してくれる素敵なプラグイン。さらに詳しく解説していきます♪

『テーブルデータコピープラグイン』について

『テーブルデータコピープラグイン』とは、テーブル内フィールドの1行分のデータを、1レコードとして別アプリに登録するプラグインです。

例えば、案件管理アプリでタスク内容をテーブルで管理していると、自分が担当になっているタスクだけを一覧で表示させることができません。

案件管理の例

そんなときに、『テーブルデータコピープラグイン』を利用してタスク管理アプリにテーブル内フィールド1行を1レコードで飛ばすと、自分だけのタスク一覧が出来上がります!

タスク管理の例

ほかにも、
・見積アプリで作った明細テーブル商品情報を、受注が決まったら受注管理アプリにコピーして商品管理をしたい
・日報アプリに入力した経費テーブルの内訳を、経費精算アプリにコピーして経費精算を楽にしたい

というときにおすすめのプラグインです。

データのコピー方法はとっても簡単。レコード内に表示されたコピーボタンをクリックするだけです。

動作イメージ

一覧画面に表示されたボタンをクリックすることで、表示されているレコードのテーブル内のデータを一括でコピーすることもできます

一覧画面のボタンイメージ

また、もう一度コピーボタンをクリックすることで、すでにコピーしたデータに対して上書き更新することもできます。

Information

kintone伴走支援・グロースクラウドをご契約の企業様は、レコード保存時に自動でコピーされるバージョンのプラグインもご利用いただくことが可能です。

気になる方は、弊社とのチャット・メールにてご連絡ください。

この行だけ飛ばしたいんだよな・・・というときもご安心ください。飛ばしたい行の条件の指定も可能です!

プラグイン設定画面
Success

データをコピーした先のアプリでレコード更新したときに、コピー元のアプリに更新させたい方も多いはず。

その時は、本プラグインと条件分岐処理プラグイン「自動アプリ間更新」機能を併用することがおすすめです!

機能についてのご紹介でした。それでは設定方法を見てみましょう!

『テーブルデータコピープラグイン』の設定方法

⓪コピー元アプリの事前準備

コピー元アプリのテーブル内フィールドに、文字列1行でプラグイン設定用のフィールドを追加します。

コピー元アプリの設定画面イメージ
設定用フィールドの設定イメージ

データがコピーされた際に、このフィールドにコピー先アプリのレコード番号が自動で登録されます。

データの更新に利用される情報になるので、必ずフィールド作成をしましょう!

⓪コピー先アプリの事前準備

コピー先アプリには、コピー元アプリのテーブル内フィールドから飛ばしたいフィールドを用意します。

コピー先アプリの設定画面イメージ

テーブル内フィールドはもちろん、テーブル外フィールドのデータも一緒にコピーすることができるので、必要なフィールドは全て用意しましょう。

①プラグインをアプリに追加します。

プラグインはTiS様のサイトからダウンロードが可能です。

ダウンロードサイトはこちらから

ページ中央部分の無料ダウンロードの下にある[ダウンロード]をクリックするとダウンロードできます。

その後、ダウンロードしたプラグインをアプリに追加します。
追加方法はこちらの記事をご覧ください。

②プラグインの設定を開きます。

アプリの右上にある歯車マークをクリックし、設定タブ内「プラグイン」をクリックします。

『テーブルデータコピープラグイン』の右横にある歯車マークをクリックします。

③プラグインを設定します。

プラグイン設定完成イメージ

案件管理アプリに設定完成イメージの通り設定すると、タスク管理アプリに以下のようにデータがコピーされます!

それでは設定の詳細項目をご紹介します。

コピー先アプリ

データをコピーする先のアプリを選択します。

コピーボタンラベル

コピーするボタンの名称を入力します。

レコード番号保存フィールド【文字列(1行)フィールド】

⓪コピー元アプリの事前準備』で配置した文字列1行フィールドを選択します。

コピーフィールド設定

コピーするフィールドを選択します。

テーブル内データだけでなく、テーブル外データもコピーすることが出来ますので、コピーさせたいフィールドは全て設定しましょう!

コピー条件

コピー先アプリにコピーするデータの条件を設定します。

条件に指定できるフィールドは、テーブル内・テーブル外どちらも指定できます。

プラグイン使用許可ユーザー・プラグイン使用許可組織・プラグイン使用許可グループ

ユーザー・組織・グループ単位でプラグインの使用許可を設定する場合は選択します。

選択しない場合は、全員がコピー機能を利用することができます。

④プラグインを保存し、アプリを更新します。

プラグインの設定画面の最下部にある「保存」ボタンをクリックし、アプリの設定画面に戻り「アプリを更新」ボタンをクリックして完了です!

最後に

いかがでしたでしょうか?

このプラグインを利用することで、面倒なコピペ作業から解放される上に、集計や一覧の絞り込みがもっと楽になります。

「うちの会社のあの業務、このプラグインで自動化できるかも!」と思っていただければ幸いです。

また、コピー系のプラグインはたくさんあります。

関連レコード一覧をテーブルにコピーさせたり・・・

テーブルからテーブルへコピーさせたり・・・

様々なコピー系のプラグインがあるので、ぜひサイト右上検索窓から「コピー」と検索してみてください♪

さいごに、kintoneの標準機能だけでもできることはたくさんありますが、今回のようなプラグインを利用することでもっと使いやすく、活用の幅を広げることができます!

1人では設定が難しいかも…と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
kintone伴走支援・グロースクラウドをご契約の企業様はオンラインサポート(チャットもしくはWEBミーティング)にてご相談も受けておりますので、ぜひご活用ください!

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業務別ソリューション 伴走支援 Funtone