船井デジタル道場
レポトンをPDFに出力する際、自動改ページありの設定方法を詳しく解説します。
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皆様こんにちは!デジタルおかんです!
船井総合研究所で、中小企業のデジタルシフト・DXのコンサルタントをしています。2004年にスウェーデンのウメオ大学教授が提唱された「ITの浸透が、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる」という言葉に感銘をうけ、中小企業にとって使いやすい、便利なITツールのご紹介やそのITツールの使いこなし方をこちらのサイトで発信しています!他の記事も目を通していただけると嬉しいです!
kintoneのデータを使い、
1クリックで見積書や請求書などの帳票を出力できるシステムとしてユーザーからも人気の
『レポトン』。
設定が直感的にできるので弊社のお客様でも多くの企業に導入していただいているのですが、
『PDF出力の自動改ページの設定方法が分からない。。。』
『レポトンをExcelで出力するときには改ページしてくれるのに、PDFだとならない。。。』
というお問合せをいただくことが多くなってきました。
今回はレポトンにおけるPDF出力時の自動改ページ設定について詳しく解説させていただきます!

ちなみに公式のヘルプページはこちらです。帳票の設定(PDF改ページあり)
自動改ページありの利用シーン
見積書や請求書を作成する際に、サブテーブルに商品、数量、単価を入力していくかと思います。
これを帳票に出力する際、Excelの場合はExcel内で改ページ設定をしておくと、自動改ページができますが、
PDFの場合は「自動改ページあり」の機能を利用する必要があります。

「自動改ページなし」のPDF出力形式では「行のデザイン」が既に設定された帳票に出力するため、
最大利用する行数が決まっている場合はよいのですが、何行増えるが分からない場合は利用できません。
そこでサブテーブルが何行増えるかわからない時に利用するのが「自動改ページあり」の機能です!
自動改ページありの機能を利用すると、何行増えても自動で改ページしてくれます!

自動改ページありの設定方法
PDFを準備します。
まずは出力するPDFを準備します。
設定は1ページずつ設定を行いますので、Excelで作成したあと、1シート1ページでそれぞれPDFにします。
改ページを設定するには、
明細行の始まりのページ(真ん中のキャプチャ)と、繰り返すページ(右のキャプチャ)が必要です。
なので今回は合計3枚のPDFを用意します。

ここで行数をカウントしておくと、この後の設定時に便利です♪
レポトンの設定をします。
帳票を追加するをクリックし、自動改ページありを選択し、ファイルをアップロードします。
この時アップロードするファイルは、明細行の始まりのページのPDFをアップロードしてください。
ひとつ上の真ん中の画像が今回はそれに該当します。

データをアップロードすると、レポトン側が自動でマッピングしてくれます。

マッピングができていないところや間違っているところは、選択肢を修正しましょう。
帳票に出力不要なフィールドは「—」を選び、「+マーク」を1回クリックすると「ゴミ箱マーク」が出てきますので、削除しましょう。
すべてのフィールドを設定を完了させて、登録ボタンをクリックします。
出力項目設定で不足しているフィールドの追加や、文字サイズやフォントなどのカスタマイズ設定をします。

「明細繰り返し」のタブをクリックし、繰り返すページのPDFをアップロードします。
次に繰り返すページのPDFをアップロードします。
「アップロード」ボタンをクリックすると、設定済みの項目を残すかどうかポップアップが出てきますので、「そのまま残す」をクリックしてください。

設定がずれていることがほとんどなので、
ドラック&ドロップで適切な位置に移動させ、出力する範囲を調整します。
範囲を調整したあと、クリックして何行出力するか設定します。

繰り返し設定部分が外れてしまっているので、設定します。

これで自動で改ページしてくれる設定は完了です。
サブテーブルが何行増えてもサブテーブルの最後の行まで出力することができます!^^
また、自動改ページが入るページとはまた別で、もう1ファイル出力したい場合(表紙や裏表紙を付けたい場合など)は、ページを追加する必要があります。
ページ追加
「明細始まり」の前の「ページ追加」ボタンをクリックすると、明細始まりの前にページが追加されます。
表紙を付けたい場合はこちらを設定ください。
サブテーブルの最後の行のページの後にページを追加したい場合は、「明細繰り返し」の後の「ページ追加」をクリックします。
裏表紙の設定などはこちらです。

各ページ追加後は、これまでと同様に出力項目の設定をしてください!
以上で設定は完了です!
最後に
kintoneの標準機能だけでもできることはたくさんありますが、今回のようなプラグインを利用することでもっと使いやすく、活用の幅を広げることができます!
1人では設定が難しいかも…と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
kintone伴走支援・グロースクラウドをご契約の企業様は、オンラインサポート(サポートチャット/サポートメール/WEBミーティング)にてご相談も受けておりますので、ぜひご活用ください!

船井総研はサイボウズ®のオフィシャルパートナーです!
船井総研では、コンサルティング会社として中小・中堅企業様をご支援する中で、kintoneを利用した業務改善も多数行っています。
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