船井デジタル道場
ユーザーとフィールドを選んで情報統制!条件分岐処理プラグインの非表示

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こんにちは!さっこです!
船井総合研究所で、kintone(グロースクラウド)のオンボーディングのお仕事をしています!
このデジタル道場では、「kintoneって本当に誰でも簡単に使えて楽しい!」とkintone愛を深めていただけるような記事を発信していきます。他の記事も探して読んでみてくださいね!
こんなお悩みはないですか?
日々の業務の中で、こんなお困りごとはないでしょうか?

短期の学生アルバイトのみんなに、kintoneを入力してもらいたいな。
でも、不要なフィールドはみてほしくない・・・

入力画面をスッキリさせられないかな?
たとえば、ラジオボタンで「個人」を選んだら、「法人名」「支店名」などの入力不要なフィールドを非表示にしたいな。

条件分岐処理プラグインの「非表示」機能を使うと、下記のようなことができるようになります!
● ラジオボタンの値に応じて特定のフィールドを非表示にする
● ユーザーや所属組織、所属グループを選んで特定のフィールドを非表示にする
動作イメージや設定方法を詳しく確認してみましょう!
条件分岐処理プラグインの非表示機能とは?
条件分岐処理プラグインの非表示機能を使うと、以下のフィールドを非表示にすることができます。
- 通常フィールド
- テーブル内にある特定のフィールド
- テーブル全体

便利ですね!実際の画面を見てみましょう!
動作イメージ(非表示設定前)
まずは、非表示設定にしていない場合のアプリから確認します。
このアプリには下記のフィールドを設置しており、全フィールドが全員に見えている状態です。
アプリに設置しているフィールド
● レコード番号
● 完工日(日付フィールド)
● 完工金額(数値フィールド)
● 締め処理フィールド(チェックボックス)
● テーブル

動作イメージ(非表示設定後)
上記のアプリのうち、以下のフィールドだけを非表示設定にしてみます。
非表示にするフィールド
● 完工金額
● テーブル内の「数値」フィールド
一覧画面では見えていますが、レコード詳細画面に入った際に設定したフィールドが非表示になります。


短期学生アルバイト向けの一覧を作成して、非表示にしたいフィールドを一覧に出さない設定にすればいいですね。
一覧の設定方法はこちらから確認してください!

「短期学生アルバイト向けの一覧」を作っても、短期学生アルバイトの方が一覧を切り替えてしまうと見えてしまいます。
以下どちらかの対策が必要です!
● 「非表示」にしたいフィールドは、そもそも一覧に出さないようにする
● このページの番外編で紹介する「表示一覧制限プラグイン」の設定をする

一覧画面と編集画面の両方で非表示にするには、コツが必要なのですね!

では、条件分岐処理プラグイン行う非表示の設定方法を確認していきましょう!
設定方法
①条件分岐処理プラグインの設定(実行許可ユーザー)
アプリの設定画面に入り、条件分岐処理プラグインの設定画面に入ります。
実行許可ユーザーの部分に、非表示の設定が適用されてほしい人を選択します(今回は、デジタルおかんさんだけに非表示の設定を適用します)。

②条件分岐処理プラグインの設定(非表示)
次に、非表示の設定をします。
非表示の部分に、非表示にしたいフィールドを選択します。


テーブルをまるごと非表示にしたい場合は、テーブル内のすべてのフィールドを指定してください!

「保存」を押したあとにアプリを更新すれば、設定完了です!
お疲れさまでした!
番外編:表示一覧制限プラグイン(TIS)
条件分岐処理プラグインの非表示機能と似た設定ができるプラグインとして、TIS様の有料プラグインの中に「表示一覧制限プラグイン」があります。
このプラグインでは、以下の設定を行うことができます。
● ログインユーザー・組織・グループごとに、表示可能・表示不能な一覧を設定する
● 一覧からレコード詳細画面に遷移する際に、遷移元の一覧に表示しているフィールド以外を非表示にする(チェックをつけるだけで実装可)
動作イメージ(表示一覧制限プラグイン)


条件分岐処理プラグインを使った非表示とちがって、編集画面に入ると編集できるのですね!

閲覧権限しか付与されていないユーザーにはよさそうですね!
設定画面(表示一覧制限プラグイン)
①一覧を作成する
まずは、「表示されてもいい一覧」を作成します。
たとえば、デジタルおかんさん(学生アルバイト)には非表示にしたいフィールドがある場合には、デジタルおかんさんが見てもいいフィールドだけを表示する一覧を作成します。

②表示一覧制限プラグインの設定
次に、表示一覧制限プラグインの設定に入ります。
ドロップダウンをクリックして、ユーザーごとに設定するのか、組織ごとなのか、グループごとなのかを選びます(今回は、デジタルおかんさんだけに設定したいので、ユーザーを選びます)。

ユーザーを選択すると、自社のkintoneユーザー1人1人の設定画面が出てきます。
非表示にしたいユーザーを探して、「表示してもいい一覧」を選択しましょう(今回は、デジタルおかんさんは、①で作成した「一覧(表示一覧制限プラグイン)」だけを見てもいいことにします)。

③表示一覧制限プラグインの設定(詳細画面設定)
最後に、プラグインの設定画面を1番下までスクロールしましょう。
詳細画面設定の「遷移元一覧に表示しているフィールド以外を非表示にする」にチェックを入れると、表示可能一覧に載っているフィールド以外、すべてが非表示になります。

「保存」をクリックしたあとにアプリを更新したら、設定完了です!
最後に
いかがでしたか?
条件分岐処理プラグインの非表示機能を使うと、アカウントや組織、グループを選んで、特定のフィールドを非表示にすることができます。
緻密な情報管理を行いたい方は、ぜひやってみてくださいね!
1人では設定が難しいかも…と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
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