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GoogleMap連携ユーザーの方必見!CSVインポート時に緯度と経度も一緒にインポートする方法

公開日:2025年10月01日
あこまる

皆様こんにちは!あこまるです!

船井総合研究所で、kintone伴走支援・グロースクラウドサービスのカスタマーサクセスを行っています。kintoneユーザーの皆様の「kintone発想力」を伸ばしてもらえるようなkintoneの便利機能やプラグインの設定方法・事例をこちらのサイトで発信しています!
他の記事もぜひ目を通していただけると嬉しいです^^

あこまる

今回は、GoogleMap連携をしている方に是非見ていただきたい記事となっております!

それでは早速見ていきましょう♪

TIS様より「住所/緯度経度変換プラグイン」というプラグインが提供されていることをご存じでしょうか?

住所/緯度経度変換プラグインのサイト:https://www.tis2010.jp/geocoding/

こちらのプラグインは、その名の通り「住所から緯度と経度を割り出す」というプラグインです。

住所から緯度と経度を割り出して、何に活用するのだろう?

そう思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか?

実は、緯度と経度を利用することで、このようにGoogleMap上に該当の住所にピンを立てるということが出来るのです!

営業先やご訪問先の住所があれば、kintone上でこのような表示がされます。

とても分かりやすいですよね!

ただ、このプラグインを利用するためには、先述の通りに緯度・経度のデータが必須です。

このプラグインを使うことで、kintoneに入力された住所から緯度・経度を割りだすことは出来るのですが、このプラグインを利用する前に登録された住所や、ExcelやCSVで住所をインポートした場合の緯度・経度の割り出しは出来ません。

なるほど・・・。そしたら、緯度・経度のデータがある状態でExcelやCSVを準備する必要があるのですね。

あこまる

そうなんです。

この記事では、一括更新の際に使える、住所から緯度と経度を割り出すための関数をご紹介します!

『WEBSERVICE関数』とは

Excelの『WEBSERVICE関数』を利用することで、住所から緯度・経度を割り出すことが可能になります。

ここからは実際の手順をご紹介します!

住所から緯度・経度を割り出す方法

①住所の情報を持ったExcelファイルを準備します

今回はA列を住所とし、住所を入力しました。

②利用するセル(列)を準備します

今回は、住所の他に4つのセル(列)を準備します。

下記のB列・C列・D列・E列を利用します。それぞれに、URL・XML・緯度・経度と記載しましょう。

③B列「URL」に指定のURLを入力します

B列には、下記のURLを入力します。(B2のセルに入力をします)

= "http://geocode.csis.u-tokyo.ac.jp/cgi-bin/simple_geocode.cgi?charset=UTF8&addr=" & ENCODEURL(A2)

赤いハイライトがついている個所には、住所が記載されているセルを指定します。

今回はA2のセルに住所が記入されているので、A2を指定しました。

④C列「XML」に指定の関数を入力します

C列には、下記の関数を入力します。(C2のセルに入力をします)

= WEBSERVICE(B2)

青いハイライトがついている個所には、上記の「URL」で指定したセルを指定します。

今回はB2のセルにURLが記入されているので、B2を指定しました。

⑤D列「緯度」・E列「経度」の関数を入力します

D列には、下記の関数を入力します。(D2のセルに入力をします)

=FILTERXML(C2,"//latitude")

E列には、下記の関数を入力します。(E2のセルに入力をします)

=FILTERXML(C2,"//longitude")

緑のハイライトがついている個所には、上記の「XML」で指定したセルを指定します。

今回はC2のセルにXMLが記入されているので、C2を指定しました。

ここまで出来たら完成です!

D列に「緯度」、E列に「経度」が入ったことが確認できましたね!

住所が100行・1000行と続く場合でも、この関数を使えばすぐに緯度・経度が割り出せます。

kintoneにインポートする前は、必ず関数を落とす(数値にする)必要があるので、

住所に対して緯度・経度の割り出しが確認出来たら、コピー⇒値として貼り付けを行ってから、Excel・CSVとして保存をしましょう。

最後に

いかがでしたでしょうか?

今回は、Excelで使える関数をご紹介いたしました。

ご興味のある方はぜひぜひご利用くださいませ。

船井総研ではニッチだけどあると絶対便利になるプラグイン、JavaScriptをFuntone(ファントーン)として提供しています。

kintoneの標準機能だけでもできることはたくさんありますが、今回のようなプラグインを利用することでもっと使いやすく、活用の幅を広げることができます!

1人では設定が難しいかも…と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
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船井総研はサイボウズ®のオフィシャルパートナーです!

船井総研では、コンサルティング会社として中小・中堅企業様をご支援する中で、kintoneを利用した業務改善も多数行っています。

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