計算フィールドでの日数計算では物足りない！『日付計算プラグイン』の設定方法

kintoneでは計算フィールドを利用して日付の計算ができます。
○日後、○日前の日付を計算させるには計算フィールドで実現することができますが、
翌月末の日付、1年前の日付、1ヶ月と10日後の日付など、月や年によって変動する日数には対応していないため、今月末31日の日付を出したいのに30日になってしまう！ということがあります。
入金期日の管理などを行う際に、月末で出せないというのは問題ですよね…。

また、kintoneのシステム内部では日時や日付データはUNIX時刻（秒の単位）で取り扱われているため、日付の計算をさせる際に秒単位で計算式を指定する必要があります。
例えば、30日後であれば「60*60*24*30」になります。

今月末など、変動する日数の計算をしたい・・・計算式を考えることが面倒くさい・・・
もっと簡単に日付計算ができれば、リマインドや期日管理に使えるのに・・・！
今回はそんなお悩みを解決できる、TiS様提供の『日付計算プラグイン』をご紹介します！

『日付計算プラグイン』とは

『日付計算プラグイン』とは、基準日から○年後、○ヶ月後、○日後の日数を計算・表示させるプラグインです。
どうにもならない日付計算の結果に悩み、そして諦めてしまった方にとてもおすすめです！

設定もとっても簡単。基準日に対して表示させたい日数を入力するだけで設定ができます。

また、計算フィールドと違い計算結果を「日付フィールド」に表示させるため、そのレコードだけ翌月末ではなく翌々月末にしたいという際に変更することも可能です！

『日付計算プラグイン』の設定方法

①プラグインをアプリに追加します。

プラグインはTiS様のサイトからダウンロードが可能です。

ページ中央部分の無料DLの横にある「ダウンロード」をクリックするとダウンロードできます。

その後、ダウンロードしたプラグインをアプリに追加します。
追加方法はこちらの記事をご覧ください。

②プラグインの設定を開きます。

アプリの右上にある歯車マークをクリックし、設定タブ内「プラグイン」をクリックします。

『kintone日付計算プラグイン』の右横にある歯車マークをクリックします。

③プラグインを設定します。

「基準フィールド」「結果表示フィールド」「加算日数」を設定します。
「基準フィールド」に入力された日付から「加算日数」を計算させた日付が「結果表示フィールド」に反映されます。

○年後の日付を表示させる場合

「基準フィールド」「結果表示フィールド」を選択し、1番左のテキスト入力欄に加算させたい年数を半角入力します。
1年後の場合は「1」、10年後の場合は「10」になります。
月初・月末日を指定する場合は日数入力欄に「初」「末」を入力して下さい。
過去日付を取得したい場合は入力欄にマイナス数値（例：「-1」）を入力して下さい。

○ヶ月後の日付を表示させる場合

「基準フィールド」「結果表示フィールド」を選択し、真ん中のテキスト入力欄に加算させたい月数を半角入力します。
過去日付を取得したい場合は入力欄にマイナス数値（例：「-1」）を入力して下さい。
※画像の設定では「1ヶ月後」の日付が反映されます。

○日後の日付を表示させる場合

「基準フィールド」「結果表示フィールド」を選択し、1番右のテキスト入力欄に加算させたい日数を半角入力します。
過去日付を取得したい場合は入力欄にマイナス数値（例：「-1」）を入力して下さい。
※画像の設定では「10日後」の日付が反映されます。

レコードによって加算させる日数などが変わる場合

数値フィールドを指定することで、プラグインで決められた加算日数ではなく任意の日数を設定することができます。

同一日付をコピーさせたい場合

「基準フィールド」と「結果表示フィールド」のみ選択し、加算日数は入れないことで同一日付をコピーすることができます。

一括更新をさせたい場合

CSVファイル等でアプリにレコードを読み込んだ場合などは日付の自動計算が行えないので、一括更新チェックを入れることで一覧画面に「日付一括計算」ボタンが配置され、一括計算を行うことができます。

④プラグインを保存し、アプリを更新します。

プラグインの設定画面の最下部にある「保存」ボタンをクリックし、アプリの設定画面に戻り「アプリを更新」して完了です！

最後に

いかがでしたでしょうか？
kintoneの標準機能だけでもできることはたくさんありますが、今回のようなプラグインを利用することでもっと使いやすく、活用の幅を広げることができます！

この機会に、できないかも・・・と諦めずに、カスタマイズに挑戦&楽しんでいただければと思います。

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