船井デジタル道場

Digital Dojo

『レコード同時編集確認プラグイン』

公開日:2021年09月23日

レコード同時編集確認プラグインとは

皆さん、このエラー表示見たことありますか?この表示は、現在編集中のレコードを、別のアカウントでも編集し先に保存されてしまった場合に出ます。

そう、kintoneは同一レコードを同時に複数人では編集できないんです。

同じ顧客や案件に対して、複数人で情報を共有しながら業務を進められることがkintoneの良さである一方、このような弱点はあるわけです。しかも、一生懸命データを入力し「保存ボタン」を押して初めてエラーがでてくるので、再度初めから入力をし直す必要が生じます

さすがに、レコードを編集する際にいちいち「これから○○様のレコード編集しますね!」といった声掛けをするのは面倒ですよね…。それに支店が異なったり、リモートワークをしていたりすると、そもそも声掛けは不可能です。

そんなお悩みを解消してくれるのが『レコード同時編集確認プラグイン』です。このプラグインを入れると、下記のようにレコードの編集画面に入った時点で、別のアカウントから編集されている場合注意メッセージを表示してくれます!

これなら、保存できないデータを入力するという時間の無駄が省けますね!しかもこのプラグインはなんと設定不要!アプリに入れればすぐに機能してくれるのもうれしいポイントです♪

設定方法

プラグインをアプリに追加します。

プラグインはTiS様のサイトからダウンロードが可能です。

ページ中央部分の無料DLの横にある[ダウンロード]をクリックするとダウンロードできます。

その後、ダウンロードしたプラグインをアプリに追加します。
追加方法はこちらの記事をご覧ください。

以上!!

一応プラグインの設定画面をお見せするとこんな感じです!

設定が必要なプラグインだとプルダウンがたくさん並んでいたりしますよね!

利用上の注意

注意表示に対して「OK」を押せば編集可能

上記キャプチャのような注意表示が出ても「OK」を押せば編集し、保存することが可能です。また、OKボタンを押すと編集することができますが、もともと編集しているユーザーも編集を続行することができるため、先に保存を押したユーザーの編集が保存されます。

つまり、OKを押してしまうと、高確率でどちらかの編集データが無効になってしまいます…。そのため、OKボタンは基本的に押さずに編集中のユーザーがいる場合は、基本的に編集しないことがおすすめです。どうしても編集したい場合は、編集中のユーザーに声をかけるか、コメント機能でメモを残しておくとよいでしょう!

せっかくこのプラグインを入れても、利用するメンバーが機能について知らなければ効果は半減してしまいます。ぜひ、この注意表示はどういうものなのかを周知してから使い始めてくださいね!

編集中のユーザーがいないのに注意表示が出てしまう

注意表示は、いつ時点で編集中なのかということも表示されます。そのため、まれに、全く編集していないのに注意表示が出続けてしまったり、ありえないくらい前の日時が表示されたりすることがあります。そういった場合は、プラグイン設定画面に現在編集中のユーザー情報が表示されますので、編集中情報を削除したいユーザーの右端の「×」ボタンを押下し、情報をクリアして下さい。

✖を押した後は、「アプリの更新」も忘れずに…!

✖を押すと、下記のように削除の確認画面が出てきますので、削除でよろしければ「OK」を押してください!

※プラグインの設定画面に入れるのは「アプリ管理」の権限を持っている方だけです。設定画面にそもそもは入れない…という方は、アプリ管理の権限を持っている方に頼むか、権限の付与をお願いしてください!アクセス権について、詳細は下記の記事をご覧ください。

おわりに

今回ご紹介のプラグインは設定不要で、よくあるトラブルを防げる優れものでしたね~!船井ファストシステムユーザーの方々は、「ミスは絶対防ぎたい売上や請求管理」系のアプリや、「分業制のため複数人で1つのレコードを見る可能性の高い案件やタスク管理」系のアプリでの利用が多いです。必要そうなアプリがあればぜひぜひ入れてみてくださいね!