船井デジタル道場
【2025年1月kintoneアップデート】『情報の種類を指定して検索』について解説!
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皆様こんにちは!デジタルおかんです!
船井総合研究所で、中小企業のデジタルシフト・DXのコンサルタントをしています。2004年にスウェーデンのウメオ大学教授が提唱された「ITの浸透が、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる」という言葉に感銘をうけ、中小企業にとって使いやすい、便利なITツールのご紹介やそのITツールの使いこなし方をこちらのサイトで発信しています!他の記事も目を通していただけると嬉しいです!
kintoneのアップデート情報を毎月楽しみにしているデジタルおかんです。デジタル道場執筆メンバーとも「このアップデートは熱い!」という話で盛り上がっています。
このkintone愛をデジタル道場読者の皆様にも伝えたいと思い、毎月のアップデートの中で「推し♡」と思った機能を皆様にも紹介していこうと思います。
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2025年1月のアップデートでは、「テーブルの行追加の操作が横スクロール不要で行えるように」なった。がメジャーアップデートだと思います。
こちらの機能はメリットが分かりやすいと思いますので、今回は『情報の種類を指定して検索』について紹介します。
え!「テーブルの行追加の操作が横スクロール不要で行えるようになったの?」という方はサイボウズさんのアップデート情報を見てください!
テーブルの行追加操作が横スクロール不要で行なえるように
情報の種類を指定して検索とは
kintoneの運用がうまく行き、あの業務もkintoneで効率化!この業務も!とどんどんkintoneでの業務を増やしていって、アプリが増えていき、アプリ内に登録されているデータも増えてくると、「kintoneに入れた●●●のデータを出したい!」という時に困っていたことはありませんか?
例えば船井太郎さんという顧客管理に入ったデータを見たいのですが、姓はわかるけど名前が分からないという場合、アプリ内検索を使って「船井」と検索することになると思いますが、その時に旧の検索結果では下記の様に、顧客名の「船井」さんだけではなく、コメントや添付フィールドに入ったデータまで検索結果に表示されるようになってました。
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コメントや添付ファイルまで探せるのはいいのですが、すべて検索結果が画面に出てしまうので、船井太郎さんのレコードを発見するに時間がかかってしまいます。
こちらの問題が改善され、「レコード」「添付ファイル」「コメント」を分けて検索することができます。
検索結果画面で、レコードにチェックを付けて絞り込むと
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レコードの中に入力されたものだけが表示され、該当のレコードが見つけやすくなりました。
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まぁそうなんだけど、どのフィールドに入っているかのフィールド名まで出してほしいんだよなぁ・・・(ぶつぶつ)
そう、、、正直アプリ内検索についてはよくはなったけど、ベストではないと思ってます。
アプリの中で検索するなら、こうあってほしくないですか?
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こちらのプラグインについて詳しく解説した記事は下記にありますので、ぜひチェックしてください!
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え、じゃあこのアップデート何がよかったの?
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全体検索の時は使いやすくなりましたよ!!!
kintoneの活用範囲が増えていくと、「あのアプリどこだっけ?、あのスレッドどこだっけ、、、」よいうことが起こってきます。よく使うアプリは、上に表示されるようにアプリ名に番号を振ってしまうということで対応するのが良いと思いますが、
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この方法を知らない方はこちらの記事をチェックです!!
番号振ったアプリも増えてしまって埋もれてしまい、さっと見つけられない場合は全体検索です。
以前の検索画面は、このように検索結果がでるようになっていました。
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アプリがでるのは一番下。これだとなかなか見つけることができません。
これが、アップデートされて「アプリ・スペース・スレッド・ピープル(赤枠)」から選んで検索することができるようになりました。また、全体検索では、「レコード、レコードのコメント、スペース・スレッド、ピープル、メッセージ、添付ファイル(緑枠)」も選んで検索できるようになりました。
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「船井」というキーワードが入っているアプリを探したい時は、上記赤枠の「アプリ」をクリックするとこのように、アプリ名に「船井」が入っているアプリを表示してくれます。
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私自身は探しやすくなったと感じていますが、皆様はいかがでしょうか??
便利になった検索結果画面ですが、2025年5月まではアップデートオプションという機能で、自社環境に反映させないことも可能です。
先日この機能について一部の環境にてエラーがおきていたという報告もありましたので、上記検索機能がなくても大丈夫。という方は無効化しておくのも一つの手です。
アップデートオプションの無効化の方法
①歯車マークを押して、kintoneシステム管理ページをクリックします。
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②アップデートオプションをクリックします。
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③新規機能の無効化にチェックを入れます。
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⑤保存します。
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これで2025年5月の全体アップデートになるまでは無効化が可能です。
最後に
いかがでしたでしょうか?
目的の情報、データをすぐに見つけられるようにしてあげたい!というサイボウズのkintone開発チームの想いが私には伝わってきます!
今後のアップデートも期待したいですね!