船井デジタル道場
【2025年7月kintoneアップデート】アプリアクションのボタンが表示される条件を設定可能に
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皆様こんにちは!デジタルおかんです!
船井総合研究所で、中小企業のデジタルシフト・DXのコンサルタントをしています。2004年にスウェーデンのウメオ大学教授が提唱された「ITの浸透が、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる」という言葉に感銘をうけ、中小企業にとって使いやすい、便利なITツールのご紹介やそのITツールの使いこなし方をこちらのサイトで発信しています!他の記事も目を通していただけると嬉しいです!
kintoneのアップデート情報を毎月楽しみにしているデジタルおかんです。デジタル道場執筆メンバーとも「このアップデートは熱い!」という話で盛り上がっています。
このkintone愛をデジタル道場読者の皆様にも伝えたいと思い、毎月のアップデートの中で「推し♡」と思った機能を皆様にも紹介していこうと思います。
ついに来た!アプリアクションのボタンが表示される条件が設定可能に!!!
このアップデートは、多くのKintoneユーザーが待ち望んでいた機能ではないでしょうか!!
kintoneのアプリアクション機能は、ワンクリックで同じアプリ、もしくは別のアプリにレコードの情報を転記できる大変便利な機能です。例えば、顧客管理に入っている顧客情報を利用して、案件管理のレコードを作成するというときに使います。詳しくは解説記事を見てください!
アプリアクションのこれまでの課題と今回の「悲願」達成!
しかし、これまではアプリアクションを設定したアプリには、常にアプリアクションのボタンが画面上部に表示されていました。

このため、以下のような課題がありました。
他のアプリに転記する準備ができていないのに、ボタンを押して他のアプリに転記されてしまう。
例えば、顧客管理から案件管理アプリにレコードを作成する場合、正しく電話番号や住所などが入力されているかをチェックしてから案件登録できるようにしたい。という場合。以前はチェック前であろうとなかろうとボタンが表示されてしまっていました。これによって案件管理から見積書を作成する場合に電話番号が間違っていたり、住所が間違っていたりとミスにミスを上乗せしてしまう。という状態になってしまっていました。
これがアップデートで、条件が付けられ、適切なタイミングで「ボタン」が表示されるので、ボタンを押してデータを転記していいかどうかを判断しなくてもよくなり、業務効率化やデータ品質の向上にもつながります!
設定方法
設定はとても簡単!
設定画面では、アプリアクションの設定の中に「アクションを利用できる条件」という項目が追加されています。ここで、プロセス管理のステータスや、フィールドの値など、様々な条件を設定することが可能です。

例えば、
- 案件管理アプリで「初回訪問」ステータスになったら、「見積もり作成」ボタンを表示。
- 見積もり管理アプリで「受注」ステータスになったら、「請求管理へ転記」ボタンを表示。
といった、実際の業務フローに沿ったきめ細やかな設定が、追加で設定できるようになりました!!!
アプリアクションの詳細の設定方法はこちらの記事をご確認ください!
最後に
今回の「アプリアクションのボタン表示条件設定」機能は、一見地味に見えるかもしれませんが、日々の業務における小さなストレスを解消し、大きな業務改善に繋がる「熱い」アップデートです!
ぜひ、皆さんのkintone環境でこの新機能を活用し、より快適で効率的な業務を実現してください!
1人では設定が難しいかも…と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
kintone伴走支援・グロースクラウドをご契約の企業様は、オンラインサポート(サポートチャット/サポートメール/WEBミーティング)にてご相談受けておりますので、ぜひご活用ください!

船井総研はサイボウズ®のオフィシャルパートナーです!
船井総研では、コンサルティング会社として中小・中堅企業様をご支援する中で、kintoneを利用した業務改善も多数行っています。
様々な業種でkintoneを用いた業務改善を行った実績があり、そのノウハウを活かして「kintone伴走支援」サービスを提供しております。
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