船井デジタル道場

Digital Dojo

テーブル同士の転記作業を簡単に!レコード内テーブル間コピープラグイン

公開日:2023年12月20日
にんのすけ

皆様こんにちは!にんのすけです!

船井総合研究所で、グロースクラウドというサービスのカスタマーサクセスを行っています。
kintoneユーザー皆様の「kintone発想力」を伸ばしてもらえるようなkintoneの便利機能やプラグインの設定方法・事例をこちらのサイトで発信しています!
他の記事もぜひ目を通していただけると嬉しいです^^

にんのすけ

今回ご紹介するのは『レコード内テーブル間コピープラグイン』です。

このプラグインではレコード内のテーブル行を同一レコード内の別テーブルにボタンクリックで一括コピーすることができるので、ほとんど同じ情報のテーブルデータを作成したい!という方は必見です!

それでは詳しい解説へどうぞ♪

kintoneでは欠かせないテーブル。入力の際に必要に応じて行を増やせるので、複数の入力内容を一覧で管理するのに便利ですよね。

テーブルフィールドのイメージ図

ただ、このテーブル・・・違うテーブルにデータをコピーしたい場合、標準機能だと1行ずつ手動でコピーをしないといけません。

例えば、見積明細のデータを残しつつ請求明細を作成したい場合、それぞれ同じフィールドを持ったテーブルを作成することで対応することができますが、見積明細から請求明細へのデータコピーは手動で・・・と、かなり入力に手間がかかってしまいます。

また、見積書を複数出すときに少しだけ内容を変えて明細を作成したいときもありますよね。わざわざ明細行を1行ずつ手動でコピーするなんて・・・。

数行ならまだしも、10行以上を手作業で転記なんて考えられない!!

そんなお悩みを解決する『レコード内テーブル間コピープラグイン』の設定を早速試してみましょう!

『レコード内テーブル間コピープラグイン』とは

『レコード内テーブル間コピープラグイン』とは、レコード内のテーブル行を同一レコード内の別テーブルにボタンクリックで一括コピーできるプラグインです。

1クリックで簡単にコピー!

もちろん、1つのテーブルから複数のテーブルに対してもコピーができます。

コピー先のテーブルごとにコピーボタンが表示されます。

コピー対象のフィールドも選択が可能です!
例えば、商品名と単価のフィールドだけをコピーして数量の部分はコピーしない。という設定が可能です。

画像では、商品名と単価だけコピーをしています。

それでは設定方法を解説します♪

『レコード内テーブル間コピープラグイン』の設定方法

本記事では船井総研オリジナルプラグイン「Funtone」を使用しています

◆プラグインの利用対象企業

◆プラグインの取得方法
プラグインダウンロード専用URLからプラグインをダウンロードしてください。
専用URLが不明な方は、弊社とのチャットワークグループにてご質問ください。

⓪事前準備

『レコード内テーブル間コピープラグイン』を設定するには、2つ以上のテーブルが必要になりますので、テーブルをまだ設定していない方はフォームにテーブルフィールドの追加を行います。

テーブル間でコピーできるフィールドは「同一タイプのフィールド」に限られます。

①プラグインをアプリに追加します。

プラグインファイルをダウンロードしたら、まずはkintoneにプラグインを追加しましょう。

プラグインの追加方法はこちらの記事をご覧ください。

②プラグインの設定を開きます。

アプリの右上にある歯車マークをクリックし、設定タブ内の「プラグイン」をクリックします。

『レコード内テーブル間コピープラグイン』の右横にある歯車マークをクリックします。

③プラグインを設定します。

今回は、見積明細テーブルから請求明細テーブルに「商品名」「単価」「数量」「小計」すべてのフィールドをコピーするという例で設定します。

完成イメージ

コピー元/コピー先のテーブル設定

コピー元とコピー先のテーブルを選択します。

コピー元/コピー先のフィールド設定

コピーするフィールドを選択します。

『フィールド名が同じフィールドを一括設定』ボタンをクリックすると、自動で同一名称のフィールドがコピー元・コピー先に設定されます。

コピー実行ボタンのテキスト

コピーするボタンの名称になります。


複数の設定を行う場合は、「設定を追加」ボタンで設定画面を追加できます。

④プラグインを保存し、アプリを更新します。

プラグインの設定画面の最下部にある「保存」ボタンをクリックし、アプリの設定画面に戻り「アプリを更新」ボタンをクリックして完了です!

最後に

いかがでしたでしょうか?
『レコード内テーブル間コピープラグイン』を活用することで、入力の手間が削減できるので、本来の業務に時間を有効活用できますね!

kintoneの標準機能だけでもできることはたくさんありますが、今回のようなプラグインを利用することでもっと使いやすく、活用の幅を広げることができます!

1人では設定が難しいかも…と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
グロースクラウド・kintone伴走支援をご契約の企業様は、オンラインサポート(チャットもしくはWEBミーティング)にてご相談も受けておりますので、ぜひご活用ください!

船井総研はサイボウズ®のオフィシャルパートナーです!

船井総研では、コンサルティング会社として中小・中堅企業様をご支援する中で、kintoneを利用した業務改善も多数行っています。

様々な業種でkintoneを用いた業務改善を行った実績があり、そのノウハウを活かして「kintone伴走支援」サービスを提供しております。

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