船井デジタル道場

Digital Dojo

Cybozu Days 2020レポ

公開日:2020年11月14日

普段のお役立ち記事とは少し毛色を変えて、本日はCybozu Days 2020に参加してきた様子をレポートしていきます!

Cybozu Daysとは?

サイボウズの総合イベント「Cybozu Days」
クラウドサービスを活用したチームビルディングなど、さまざまなセッションや展示をお届けします。

Cybozu Days 公式HPより

つまるところサイボウズ商品とそのオプションサービスの展示会なのですが、いわゆる展示会とは一線を画しています。会場に足を踏み入れると、迫力のある装飾が迎え入れてくれ、企業ブースだけでなくフォトスポットや輪投げコーナー、スタンプラリーなんかもあって、お祭りのような雰囲気。

え…ここは本当にビジネスの場ですか…?まるでエンタメのイベント会場のようなにぎやかさ。

目玉はバラエティ豊かなセッション!

3日間で50近くのトークセッションが行われます。内容は、経営者向け、技術者向け、一般ユーザー向けとバラエティに富んでいます。例えば経営者に向けては、脱ハンコの方法やリモートワークを進めるにあたってのコツ、IT戦略などのセッション、技術者に向けては拡張機能や同じ技術チームがどのように現場の課題を吸い上げ解決しているか、一般ユーザーに向けては初心者向け講座なんかが用意されています。ファストシステムメンバーもいくつかの講演を聴講したので概要とポイントをお伝えします!

星野リゾート情報システムチームに学ぶ企画とチームワーク

新型コロナウィルスの影響で一時期は売上昨対比9割減、情報システムチームの仕事がすべてストップになる危機に見舞われた中で生まれた「温泉IoT」の誕生の裏側を赤裸々に語ってくれました。

温泉IoTは、食事やロビーは席数や個室対応で3密回避をできたものの、大浴場の混雑が予想できない(≡3密をコントロールできない)という現場からの声から生まれたそうです。このように現場の声が情報システムチームに上がってきて、次々に実現できる理由として、チーム作りのために大切にしている2つの価値観を紹介してくれました。

・フラットな文化で、議論が対等に行える。
・ガイドラインというよりは、NG規定のみがガードレール的にある。


その他にも、経営者から一般社員までkintoneを使いこなせていることもポイントとしてあるそうです。

技術者による闘い「kintone hack night」

6チームで技術力を競い合うセッションで、ワンランクもツーランクも上のkintoneの使いこなす術を披露してくれました。kintoneから音が出たり、音声検索に対応したり、サイネージに利用したり、、、とkintoneの可能性の幅を感じさせるセッションでした。

未来のスピーカーはあなたかも?「kintone AWARD」

kintoneの活用アイデアをユーザー同士で共有するライブイベント『kintone hive』において、全国の各エリア勝ち進んだ6社が登壇。
それぞれ業種も所在も異なる企業ですが、kintoneという共通のシステムを使って色々な業務改善を発表されていました。
今年のグランプリは株式会社東京ドーム様。イベント開催時の出店社とのやりとりをkintoneを使って管理、紙を大幅に減らしたそうです。
東京ドーム様の業務改善はもちろん素晴らしいものですが、「できるところだけまず始める」という理念に共感される方は多いのではないでしょうか。紙を全部無くすのではなく、できるところだけでも改善していく・・・成長するシステムだからこそできる技だなと思います。
2021年のエントリーも開始しているので、ぜひ未来のファイナリスト、グランプリを目指してみてはいかがでしょうか!

kintone hive 2021

意外と知られていないkintoneの標準機能

kintoneでやりたいことを実現するには、プラグインや独自開発が必要なんでしょ・・・と思われがちですが、実はkintoneには隠れた使える標準機能がまだまだあります。
kintone hackにも参加したジョイゾーさんが、意外と知られてない標準機能をピックアップしてご紹介してくれました。
例えば・・・

・変更履歴は添付ファイルも対応しているので、削除したファイルを復元できる!
・添付ファイルはコメントに転記してダウンロードすることができる!
・ユーザー設定から上司を登録してプロセス管理に使える!

などなど、目からうろこな機能がたくさんありました。

こんなこともできるんだ!発見だらけの企業ブース

50を超える企業がkintoneやメールワイズ、Garoonなどと連携できるサービスを実演や事例を聞きながら体験することができます。いくつかブースを回ってきたので、おすすめの連携ソリューションをご紹介していきますね!

Repotone(株式会社ソウルウェア様)

実際のPCで操作感を試すことができます!

顧客管理や案件管理をすると、どうしても必要になるのが「帳票出力」ですよね。Repotoneはボタン1つでkintoneの情報から帳票を出力できるんです!kintoneで案件管理をして、最後はExcelに手打ちで請求書作成なんて、ナンセンス。徹底的に業務効率化を目指すなら、Repotoneは必須です。

カレンダーplus(ラジカルブリッジ様)

出展ブースではkintone界隈の有名人たちが使用感を教えてくれるひときわ豪華な空間でした!

感覚的に使うカレンダーとして人気のカレンダーplusは、とっても使いやすいのになんと永続無料。組織やユーザーごとのカレンダーを見れるだけでなく、ほかのアプリと紐づけて、案件ごとに表示することもできます。可能性が無限大なカレプラは、HPからダウンロードしてすぐ使えるので、試さない理由がありません!

FAX+kintone((株)バーズ情報科学研究所様)

実際の使用シーンをわかりやすい動画と共に解説してくれました!

時代はペーパレス!なんていっても、やっぱりまだまだ取引にFAXはつきものですよね。そんな時に便利なのがこちらのFAX+kintone。kintoneのデータを送信し、受信したデータをkintoneに保存することができるので、紙の管理を一切しなくてOK。機器が不要なので、トナーや用紙の補充のストレスからも解放されちゃいます!

krew(グレープシティ様)

データドリブン経営をめざすにはkrew!

最後にご紹介するのはkrew。kintoneのデータでBIが作れる優れものです。しかも、使用感覚はExcelに近いため、操作もしやすいです。kintoneの標準機能ではアプリごとのグラフや表しか作れませんが、krewを使えば異なるアプリのデータを組み合わせて使用することができるため、経営指標を確認するのに最適なソリューションです。

次回は大阪12.3-4!オンライン視聴可能!

トークセッションに展示会と盛りだくさんのイベントでとっても充実した3日間でした。展示ブースは来場しないと回れませんが、なんと次回の大阪会場のトークセッションはオンライン視聴が可能だそう。cybozuさん太っ腹…!ということで、ぜひ気になるセッションはお仕事の合間に聞いてみてくださいね。私が聞いてみたい講座は以下の4つ。皆さんは気になる講座はどれですか?公式サイトからチェックしてみてください!

<1日目>
kintone(キントーン)の基本を徹底解説
kintone x freee 連携のノウハウ教えます!~Mr.kintoneが解説するkrewDataを活用した自社導入事例~
<2日目>
Withコロナのマネジメントを再定義しよう―部下が見えにくくなったの、どうする?
部長×若手でガチトーク!テレワークで離れているメンバーのマネジメント、サイボウズはどうしてる?