船井デジタル道場

Digital Dojo

kintoneにZoom Phoneの通話記録・音声データ・文字起こしテキスト・要約を取り込もう!

公開日:2025年08月01日

昨年Zoom PhoneのClick to Callプラグインを提供開始したのですが、導入企業様から「通話記録や音声データ、文字起こしテキスト、要約などもkintoneに取り込めないのか」という声を多くいただきました。

デジタルおかん

ユーザー様からの熱い要望を受け、ついに提供体制が整いました!

Zoom Phoneとは

Zoom Phoneは、Zoomが提供している「クラウドベースの音声通信サービス」です。インターネット環境があれば、スマートフォン、パソコン、デスクトップフォンなど、様々なデバイスから利用できるので、オフィスだけでなく、外出先や在宅勤務でも、会社の電話番号で発着信が可能です。

Zoom Phoneは、ただ電話をかける・受けるだけでなく、保留・転送・着信拒否・留守番電話といった固定電話で利用できる機能はもちろん、以下のようなZoom Phoneならではの機能もたくさんあります。

・通話内容の要約(音声のテキスト化)機能
・複数人での同時通話機能
・文字起こしや通知もできるボイスメール機能
・通話からミーティングへのシームレスな移動機能

詳しくはZoom Phoneの公式サイトをご覧ください!
https://explore.zoom.us/ja/products/zoom-phone/features

Zoom Phone×kintone連携すると何がいいの??

kintoneに入っている「電話番号」をクリックするだけで電話をかけることができたり、通話記録(音声ファイル・音声テキスト・要約)をkintoneに保存することができるので、顧客と社員の電話コミュニケーションの履歴をkintoneで一元管理することができます。

下記で詳しくご紹介します。

メリット①Click to Call(クリックトゥコール)

今までkintoneに保存されている電話番号を見ながら電話番号を入力していて電話をしていたと思いますが、kintoneにZoom Phoneを連携させると、1クリックで電話をかけられるようになります。

kintoneに登録した電話番号をクリックするだけでZoomPhoneで電話ができます。

こちらはプラグインにて提供していますので下記記事をご確認ください。

メリット②連絡先連携

kintoneに登録した氏名、電話番号、メールアドレスをZoomの連絡先に連携することで、外出先から電話をかけることになった場合、いちいちkintoneの顧客管理で電話番号を調べて電話をするのではなく、スマートフォンのZoomアプリの中にある、「連絡先」から電話をかけることができます。

ZoomPhoneアプリの画面

メリット③通話記録連携

Zoom Phoneは、通話時刻や、誰が誰に電話したのか、誰からかかってきたのかなどの記録はもちろん、録音ファイル・文字起こしファイル・文字起こしテキスト・要約テキストなどを通話記録としてのことしておくことができます。

これをkintoneに取り込むことで、顧客との電話コミュニケーション履歴をkintoneで管理することができます。

例えばお客様から電話がかかってきたが、担当者不在で要件を聞いて折り返し電話を入れるというシーン。担当者に伝えるために、『●●というお客様から、XXという件で電話をもらったので、折り返ししてください』ということを電話を取った人が入力しなければいけませんが、通話記録を連携させておくことで、入力の手間なく担当者に折り返し連絡するように伝えればいいだけで済みます。

他にも、テレアポ営業するのにZoom Phoneを利用している場合、通話記録のデータに、架電結果を入力するフィールドを作っておくと、「アポが獲得できた」トークを「テキスト」、「音声データ」で確認することができ、営業マン育成に生かすことができそうです。

ZoomPhoneに入っている通話記録がkintoneに登録されます。
Information

要約機能をkintoneにデータ連携させたい場合、管理者アカウントはZoom WorkPlaceのビジネス以上のプランでの契約が必要となります。

管理者アカウント以外はビジネス以上のプランでなくても大丈夫です。

メリット④着信時に誰からかかってきたか、kintoneで確認しながら電話対応ができる。

Zoom Phoneの「着信のための外部アプリや URL を起動」という機能を利用することで、すでにkintoneに登録されている電話番号からかかってきた場合にkintoneの検索画面が自動で表示されます。電話に出る際にkintoneに入っているデータを確認しながら対応することが可能です。

電話が鳴った瞬間、別タブにてkintoneの検索画面に該当の顧客を表示!

メリット⑤顧客管理アプリで通話記録を確認できる

kintoneの関連レコードを活用すれば、通話履歴を顧客管理アプリに表示することができ、顧客とのコミュニケーション履歴を時系列に見ることができます。

※通話記録アプリの「電話番号と、顧客管理アプリの「Zoom用電話番号」が一致で関連レコードを作成しています。

メリット⑥通話記録データの集計が可能

kintoneのグラフ機能を利用すれば、通話記録の集計が可能です。

たとえば、テレアポ営業している場合に担当者ごとの架電数を確認するなどに使えますね。

架電した結果を記録アプリに残しておくようにして、「各種月次集計プラグイン」を設定すれば、架電数、アポ数、アポ率を出すこともできますね。

導入条件

・Zoom Phoneのライセンス契約が必要になります。

・要約機能をkintoneに取り込む場合、Zoom Work Placeのビジネス以上の契約が必要です。

・kintone伴走支援(kintoneCS)もしくはグロースクラウドの契約が必要です。

費用

ヒアリングをさせていただき、お見積もりを提示させていただきます。お問合せフォームよりご連絡お願いいたします。

お問い合せ内容に「Zoom Phone×kintone連携について聞きたい」にチェックを付けて送信してください。

カテゴリ

業務別ソリューション 伴走支援 Funtone