船井デジタル道場
あれ?一覧画面を開くとエラーメッセージが…‼エラーメッセージが出たときの対処方法
皆様こんにちは!にんのすけです!
船井総合研究所で、船井ファストシステムというサービスのカスタマーサクセスを行っています。kintoneユーザー皆様の「kintone発想力」を伸ばしてもらえるようなkintoneの便利機能やプラグインの設定方法・事例をこちらのサイトで発信しています!
他の記事もぜひ目を通していただけると嬉しいです^^
今回はkintoneで発生するエラーについて、実際のエラーメッセージと対処方法についてご紹介します!
kintoneでアプリ設定の変更やユーザー設定の変更したとき、ルックアップフィールドやプラグインなどに干渉してしまい、保存ができなくなったりあきらかにエラーと分かるメッセージが出たり・・・という方は多いのではないでしょうか。
かく言う私もプラグインで利用しているフィールドだったことを忘れ、フィールド設定を変更しレコード保存ができなくなったことが何回もあります。
大体のエラーについては、エラー発生画面のコンソールを確認することで、エラー原因となっているプラグインやJavaScriptを把握することができるので該当設定を修正すれば直ることがほとんどです。
しかし、エラーが出ているのにコンソールで何も表示されない・・・一体どこに原因があるんだ?!と匙を投げたくなるエラーも稀に発生します。
エラー原因は様々ありますので、一概に「これさえ気を付ければOK!」というわけではありませんが、今回はよくお問い合わせをいただくエラーの対処方法についてご紹介します!
エラーメッセージ『レコードの絞り込み条件に指定したユーザー、グループ、または組織が存在しません。』
一覧画面を開いてレコード確認しようっと!
『レコードの絞り込み条件に指定したユーザー、グループ、または組織が存在しません。削除された可能性があります。』
このエラーメッセージは、一覧の条件で指定していたユーザーが「削除」されたときに表示されます。
このエラーメッセージはあくまで「ユーザー削除されてるかもしれないよ!」というアナウンスなので、何かデータが更新されなかったり消えたりしている心配はないのですが、アプリを開くたびに表示されるのは鬱陶しいですよね・・・。
上記の画像を例として解説すると、「船井太郎」というkintoneユーザーアカウントが顧客リストアプリの[船井太郎が担当の一覧]で『自社担当者:次のいずれかを含む:船井太郎』で設定されているにも関わらず、ユーザー情報がcybozu.com管理で削除されているため表示されます。
ここまで分かればあとは対処するだけ。削除されたユーザーが条件に指定されている一覧設定を開き、そのユーザーを削除するだけでエラーメッセージが表示されなくなります!
条件を削除しても、レコードに登録されているユーザー自体は削除されませんのでご安心ください。
ただし、「やっぱり船井太郎だけの一覧が見たい!」となった場合、すでに削除されたユーザーのため条件設定では選択肢に表示されず絞り込みができません・・・。
もし退職者などのユーザーアカウントを利用しなくなった場合は「削除」ではなく「停止中」にすることがおすすめです!
ユーザー設定については下記リンクをご参考ください。
停止にすることでログは残る形になり、『レコードの絞り込み条件に指定したユーザー、グループ、または組織が存在しません。削除された可能性があります。』という表示は出なくなります。
また、停止中アカウントは契約数に含まれませんので、新しいユーザーを追加しても大丈夫です!
⚠アカウントを停止にした際の注意点
スペースやゲストスペースを利用している場合、ピープルを編集すると自動的に停止中アカウントが除外され、スペースからの除外はピープルを「編集」した時点で自動的に行われます。
その場合、ピープルから除外されたアカウントが一覧の条件に指定されていると、本記事でご紹介しているエラーが起こりますので、同様の手順にて条件から対象アカウントを削除してください。
最後に
いかがでしたでしょうか?
ファストシステムは「成長するシステム」のため、やはり成長タイミングで不具合が出る可能性はあります。
ご契約の企業様はオンラインサポート(チャットもしくはWEBミーティング)にてご相談も受けておりますので、もし「このエラーはなんだ?!」ということがあればお気軽にご連絡くださいませ。
そしてご連絡の際には、早期解決のためエラーメッセージの画像もお送りください!