他のアプリから入力情報を取得！ルックアップの設定方法

今回はkintoneの『ルックアップ 』 フィールド をご紹介します。

『ルックアップ』フィールドとは？

『ルックアップ』フィールドとは、アプリに入力したいデータを他のアプリからコピーして取得できるようになります。
情報をコピーして取得することにより、二重入力がなくなり、入力ミスも防ぐことができます。

例えば、「請求書作成アプリ」に「商品マスタアプリ」を取得するルックアップを設定すると、「商品マスタアプリ」から商品情報を取得して「請求書作成アプリ」に必要なデータをコピーできるようになります。

『ルックアップ』フィールドの設定方法

ルックアップフィールドの設定には、データ取得元アプリをデータ取得先アプリの2つが必要になります。
今回は、「請求書作成アプリ」に「商品マスタアプリ」を例に設定方法をご紹介します。

商品マスタアプリに情報を入力します。

「商品マスタアプリ」の情報を「請求書作成アプリ」で取得するためには、データ取得元となる商品マスタアプリのデータ登録が必要です。
今回の例では、品番、商品名、単価をデータ登録しておきます。

請求書作成アプリでルックアップの設定をします。

①請求書作成アプリのアプリの設定画面を開き、フォームに『ルックアップ』フィールドを配置します。

②商品マスタアプリから情報を取得したいフィールドを追加します。

今回は、以下のフィールドを追加しております。
フィールドタイプは商品マスタアプリの各項目と同じにしてください。

• 商品名：文字列（1行）フィールド
• 単価：数値フィールド

追加したフィールドを横一列に並べテーブル化を行うと、入力時に行の追加ができて便利です。
必要に応じて同じ項目を増やしたい！テーブル（表）を追加する方法

③『ルックアップ』フィールドの設定を行います。

配置した『ルックアップ』フィールドの歯車マークにカーソルを合わせ[設定]を開きます。

次の項目を設定します。 　

• フィールド名
  　…例では、「商品検索」に変更しています。
• 関連付けるアプリ
  …データ取得元のアプリを選択します。今回は「商品マスタアプリ」を選択します。
• コピー元のフィールド
  …関連付けのキーにするフィールドを選択します。今回は「品番」を選択します。

• ほかのフィールドのコピー
  …データ取得元の項目から、他の項目のデータをまとめて取得できます。
  　今回は、
  　・「商品名」 < 「[商品マスタ]商品名」
  　・「単価」 < 「[商品マスタ]単価」を選択します。
  ＋ボタンをクリックして、コピーしたいフィールドを追加できます。

• コピー元のレコードの選択時に表示するフィールド
  取得する情報の選択画面に表示する項目を選択します。今回は「商品名」、「単価」を選択します。

• ソートの初期設定
  取得する情報の並び順を設定します。検索時に設定した順になります。

設定が完了したら、『ルックアップ』フィールドの設定を保存し、アプリの更新をクリックし完了です！

ルックアップの注意点

情報の更新について

情報取得元の情報に変更があっても、情報取得先ですでに取得済みの情報は更新されず、登録した時点のものがそのまま維持されます。
再度[取得]をクリックすると、最新の値に上書きされます。

コピー元のフィールドについて

「コピー元のフィールド」には、次のフィールドのみ指定ができます。
新しくアプリを作成する際にはご注意ください。

• 文字列（1行）
• 数値
• 計算
• ルックアップ
• リンク
• レコード番号

いかがでしょうか？
ぜひ活用していただければ幸いです。