船井デジタル道場

Digital Dojo

設定簡単!数字を漢数字に変換してくれる『漢数字変換プラグイン』のご紹介!

公開日:2023年09月26日
ゆう

はじめまして!ゆうです!

船井総合研究所で、kintone(グロースクラウド)のお仕事をしています!
このデジタル道場では、「kintoneって簡単で使いやすい!」と思ってもらえるような記事を書いていくので、よろしくお願いします。

ゆう

今回ご紹介するのは、漢数字プラグインです。
数字入力したデータを別フィールドで漢数字に置き換えることができます!

行政に提出する書類を作成しているときなど、下記のように思う方は多いのではないでしょうか?

kintone
ユーザー

「住所の番地などの入力した数字データを漢数字で表示したい!

「生年月日を漢数字表示にしたい!」  

このように、数字を漢数字で出力したいとお考えの方におすすめのプラグインです!

漢数字変換プラグイン」とは?

「漢数字変換プラグイン」とは、名前の通り、数字を漢数字に変換してくれるプラグインです。
実際の動作を確認してみましょう!

住所を漢数字表示させる場合

写真1では、「住所」フィールドの数字を漢数字に変換したものが、「住所_漢数字(出力用)」フィールドに反映されています。

    住所:東京都丸の内1丁目1番地 ⇒ 住所_漢数字:東京都丸の内一丁目一番地

写真1:漢数字変換プラグインの動作イメージ

このように数字を漢数字表記に自動で行ってくれるので、住所の入力時など「数字」⇒「漢数字」に変換したいときに便利なプラグインです!

生年月日を漢数字表記させる場合

住所以外にも様々な場面で使用できます!

例えば、生年月日も漢数字で表示させることが出来ます。

写真2では、「生年月日」フィールドの数字を漢数字に変換したものが、「生年月日_漢数字(出力用)」フィールドに反映されています。

生年月日:2023-11-29 ⇒ 生年月日_漢数字(出力用):二〇二三年一一月二九日

写真2:生年月日の場合の動作

<補足:日付を漢数字で表示する場合>
日付フィールドの値を漢数字で表示する場合は、漢数字を表示するフィールドのほかに、
新たに文字列(1行)フィールドを追加し、自動計算機能を用いて日付フィールドから日付を抽出する必要があります。

以下、日付を抽出するフィールドに入力する計算式になります。
計算式:DATE_FORMAT(日付のフィールドコード,”yyyy年M月d日”,”Asia/Tokyo”)

プラグインの設定時には、下記の設定を行います。
 コピー元フィールド⇒文字列(1行)フィールド(自動計算)
 コピー先フィールド⇒漢数字を表示させたいフィールド

詳しい設定方法は記事後半の「漢数字プラグインの設定」に記載しているので、そちらをご覧いただけますと幸いです。

漢数字変換プラグイン』の設定方法

本記事では船井総研オリジナルプラグイン「Funtone」を使用しています

◆プラグインの利用対象企業

◆プラグインの取得方法
プラグインダウンロード専用URLからプラグインをダウンロードしてください。
専用URLが不明な方は、弊社とのチャットワークグループにてご質問ください。

プラグインの追加方法

プラグインを追加する方法は、下記関連記事をご参照ください。

フォームの設定

初めに、漢数字で出力するフィールドの用意とプラグインの設定が必要です。

今回は住所の数字を漢数字で表示させる設定をします。
文字列(1行)フィールドを新しく追加して、フィールド名を「住所_漢数字」にしました。

写真3:表示フィールドの追加

プラグイン設定

アプリにプラグインを追加出来たら、プラグインの設定マーク(⚙)をクリックして、プラグインの設定に入りましょう。

設定画面では、コピー元フィールドとコピー先フィールドを選択します。

コピー元フィールドには、数字バージョンを入力するフィールドを選択します。
コピー先フィールドには、漢数字バージョンを表示するフィールドを選択します。
設定は以下のようになります。

コピー元フィールド:住所
コピー先フィールド:住所_漢数字

写真4:漢数字変換プラグインの設定画面

上記設定が完了したら「設定を保存する」ボタンを押して、「アプリを更新」をします。

写真5:アプリの更新

以上で設定が完了しました!

〈注意ポイント〉
コピー先のフィールドは、「文字列(1行)」「文字列複数行」「リッチエディター」の3種類から選ぶことができます。
その他のフィールドには、漢数字を表示することが出来ません。
コピー元のフィールドは、上記フィールドに加えて「数値」「計算」フィールドから選択できます。

補足

漢数字変換プラグインを追加しただけでは、設定以前のデータにまで漢数字変換が適用されません。
そのため、写真6のようになってしまいます。

写真6:設定前に保存されたデータ

過去のデータを変換させたいときはすべてのレコードの編集画面に入り、保存する必要があるのですが、この作業がものすごく大変です。

そこで、一覧に表示されているレコードすべてを漢数字に変換してくれる機能があります。

一覧に表示されるボタン【5五】をクリックして、出てきたポップアップの実行ボタンを押すと、一覧に表示されているレコードすべての漢数字を変換してくれます!

写真6:一覧に表示されるボタン
写真7:一括漢字変換

最後に

いかがでしたでしょうか?
設定方法が簡単で使いやすい『漢数字変換プラグイン』のご紹介でした!

また、「ほかにも設定簡単で便利なプラグインが知りたい!」という方がいらっしゃいましたら、
下記に、設定がとても簡単なプラグインの紹介記事を掲載していますので、ぜひご覧ください!

船井総研はサイボウズ®のオフィシャルパートナーです!

船井総研では、コンサルティング会社として中小・中堅企業様をご支援する中で、kintoneを利用した業務改善も多数行っています。

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